酵素を毎日の食事や食品から摂る方法
血液をサラサラにする成分である酵素。そんな酵素を食事から摂ることはできないのでしょうか?
こちらでは酵素をたくさん含んでいる食材や効率よく摂取するための食べ方、そのレシピなどについて紹介しています。
毎日の生活の中で気軽に酵素を摂ることができれば続けやすいですし、血液をサラサラにする効果も期待できるでしょう。
酵素をたくさん摂取できる食材
酵素は果物や野菜に多く含まれている栄養素で、代表的な食材としては次のようなものです。
■野菜
レタス、人参、セロリ、キャベツ、トマト、キュウリ、大根
■果物
キウイ、アボカド、バナナ、リンゴ、パパイア
ですが、最も多く酵素が含まれるといわれているのは「麹」です。そのため、麹を利用した味噌や醤油、酢、みりん、甘酒などから効率的に摂取することができるでしょう。
酵素を効率よく摂取する食べ方
酵素は加工段階で失われてしまいやすく、また胃に入った時点で消化されてしまう部分が大きいといわれています。
そのため、食品から摂ることは非常に難しい栄養素なのですが、果物や野菜は生のまま食べた方が効率的に摂取することができます。生のままでも食べやすい食材ばかりなので、包丁でカットしてそのまま頂くのが理想的です。
果物や野菜から摂取した酵素は例え胃で消化されたとしても、体内の酵素を活性化させるために利用されます。そのため、できるだけ多く酵素を残すことができるように、あまり加工せずに食べることがおすすめです。
酵素を摂取できるレシピ
酵素を効率的に摂るためには生のままが良いので、酵素を摂るためのレシピはあまり多くありません。麹製品であるお酢と酵素たっぷりの野菜を組み合わせた「自家製ピクルス」のレシピを紹介します。 ■材料
・具材
きゅうり、キャベツ、セロリ、人参など、お好みの野菜
・ピクルス液
純米酢1/2カップ、水2カップ、塩大さじ1、ハチミツ大さじ5、鷹の爪1本、黒コショウの粒20粒、ローリエ2枚
■作り方
1.鍋にピクルス液の材料を入れて加熱し、煮立ったら火を止めて熱をとる。酢を入れる。
2.別の鍋に水と塩(適量)を入れて沸騰させる。
3.野菜を食べやすい大きさに切り、2の鍋に入れてさっと湯通しして水気を切る。
4.瓶の中に冷えたピクルス液と野菜を入れて、瓶の蓋を閉めたら逆さにして液をなじませる。
5.1日漬け込んだらできあがり。
野菜を湯通しする時には、酵素が壊れないように短時間でさっと行います。冷蔵庫で1ヶ月ほど保存できるので、毎日少しずつ酵素を摂取したいときにも便利ですね。
酵素エキスを自宅で作る方法
酵素がたっぷり入った酵素エキスを自宅で作ることができれば、いつでも気軽に酵素が摂取できます。そこで、自宅でできる簡単な酵素エキスの作り方について見ていきましょう。
■材料
リンゴ300g、水750cc
※ピクルスのときと同じようにお好みの野菜や果物で作れますが、旬のものを使うのがおすすめです。できれば有機栽培や無農薬の物を。
■作り方
1.瓶をホワイトリカーや煮沸で消毒しておく
2.リンゴを皮ごと2センチ角に切る。柑橘類などを使う場合は皮を抜き、内側の皮と種も取り除いて切る。
3.瓶にリンゴと水を入れる。
4.1週間ほど寝かせますが、毎日瓶を振ってよく混ざるようにする。
5.細かい泡が出て果物が上に浮きあがったら、ろ過してできあがり。
酵素エキスは砂糖を使うことも多いのですが、このように水だけでも作れるので糖分の摂取を抑えることができます。
ただし、白砂糖を入れると酵素が出やすくなるともいわれています。砂糖を入れる場合は、入れる果物と同量程度の砂糖をそのまま入れて混ぜてください。
酵素を食事の代わりにしても大丈夫?
酵素はファスティング(断食)にも利用されているので、食事の代わりにしても構いません。
酵素ファスティングは一定の期間の食事を、酵素エキスに置き換えるというもの。酵素ファスティングをすることによって、次のような効果が得られるといわれています。
- 臓器をリフレッシュして活性化させる
- 腸内環境を整える
- 排泄機能を促進させてデトックス効果
- 代謝機能を促進させる
- ダイエット効果
酵素を食事の代わりにすることでこれらの効果を得られ、体の中を綺麗にすることができます。もちろんずっと酵素しか摂らないのは健康に良くありません。まずは1日から始めることがおすすめです。
脳梗塞予防のために必要な血液をサラサラにする効果は、1日の酵素ファスティングだけでも実感できるので、無理のない方法で行ってください。