特集!脳梗塞の予防に役立つ血液サラサラ成分
ここでは、血液中の血小板がかたまりやすくなるのを防ぎ、血液をサラサラにして血管内を流れやすくする効果が期待できる成分をご紹介します。これらの成分を毎日の食事やサプリなどの健康食品で摂取することによって血液の質が改善され、脳梗塞の発生や脳梗塞の再発リスクを減らすことが可能になります。
糖質や脂質の過剰摂取などが原因で血小板が固まりやすくなり、その血小板が血栓となって脳血管を塞いでしまうことで発症する脳梗塞ですが、血液がドロドロな状態になれば血管も傷つきやすくなり、脳出血(脳溢血)やくも膜下出血、心筋梗塞など「突然死」の危険性も高まってしまいます。
脳梗塞や脳出血を予防するためにも、また再発を予防するためにも、まず真っ先に行動を起こすべきはこの「血液の健康回復」なのです。水分不足や喫煙などの日常生活にも注意すべきポイントはたくさんありますが、まずはサラサラの血液を目指すために摂取すべき成分について勉強しておきましょう。
酵素
ドロドロになった血液を浄化
栄養の吸収・分解・排泄に不可欠な「酵素」
食べ物の栄養を分解して吸収しやすいかたちにし、不要なものは排泄する。その役割を担っているのが酵素です。血液が体内を滞りなく循環できるようにサポートする酵素は、脳梗塞や心筋梗塞の予防にもひと役買っているのです。
酵素を多く含む食品:納豆、味噌、醤油などの発酵食品
アリシン
玉ねぎ・ニンニクなどに含まれる
イオウ化合物の一種
アリシンは、玉ねぎ・ニンニクなどの食材を調理することで生まれる成分です。脳梗塞の原因となるコレステロールの酸化を抑えたり、血行を良くする働きがあります。
アリシンを多く含む食品:ニンニク、大根、玉ねぎ、長ネギなど
ナットウキナーゼ
納豆菌に含まれる酵素
納豆のネバネバに配合されている成分「ナットウキナーゼ」が、血栓の主成分であるタンパク質やフィブリンを分解。また、プロウキナーゼという成分を活性化して、血栓溶解酵素を生成し、血流を改善してくれます。
ナットウキナーゼを多く含む食品:納豆
DHA・EPA
青魚に多く含まれる
必須脂肪酸
青魚を食べると、体内で必須脂肪酸「DHA」「EPA」を生成。DHAが中性脂肪を低下させて血液をサラサラに、EPAが血小板の凝固を防いで脳梗塞のリスクを軽減してくれます。
DHA・EPAを多く含む食品:サバ、イワシ、さんま、マグロなど
ポリフェノール
高い抗酸化力を持つ
天然成分
食べ物に含まれる成分「ポリフェノール」が、活性酸素によって引き起こされる、中性脂肪と血中のコレステロールの酸化を防いでくれます。動脈硬化を抑制するため、脳梗塞への予防効果があります。
ポリフェノールを多く含む食品:赤ワイン、生姜、りんご、ブロッコリーなど
セサミン
ゴマに含まれる注目成分
セサミンには抗酸化作用があり、血中の脂肪量を低下させて血液をサラサラにする効果があります。食べ物だけでは1日分の摂取量が補えないため、ゴマペーストなどに加工した食べ物や、サプリメントで補う必要があります。
セサミンを多く含む食品:ゴマ(ゴマ油、ゴマペースト、すりごまなど)