急性期

安静状態が長く続くことにより、筋肉・関節などが萎縮してしまう廃用性症候群を予防し、早期の社会復帰を図るために、発症後早期からのリハビリテーションは極めて重要です。

日本脳卒中学会「脳卒中ガイドライン2009」によると、発症からリハビリテーション開始までの期間が長くなるほど廃用性症候群が著しく、歩行不能なほど筋萎縮が進行したケースもあります。

一方、入院時からリハビリテーション医が診察し、早期に理学療法・作業療法を開始することは、その後の死亡率や解除度を低くする効果があるとされています。

さらに脳梗塞は再発しやすい病気であり、有名な「久山町研究」によると、5年目の再発率は49.7%にのぼります。リハビリと合わせて、脳梗塞の再発予防に取り組むことも大切なポイントです。

脳梗塞の危険因子となる生活習慣病を防ぐ
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急性期のリハビリとは…目的と流れ

片麻痺などの後遺症が出ている方もそうでない方も、寝たきりの状態が長く続くと廃用性症候群で筋力や骨、心肺機能が低下してしまうなどの恐れがありますので、できる限り早期にリハビリを開始します。

急性期のリハビリは、大きく分けると寝たきりの状態で行う臥床期のリハビリ、ベッドから起き上がる離床期のリハビリの2種類があります。

  • 臥床期のリハビリ
    廃用性症候群を防ぐためにも、まだ集中治療室にいるうちから始めます。
  • 離床期のリハビリ
    病状が落ち着いてきたら始めるもので、ベッドから起き上がり車いすに乗れるようになることが目的となります。

急性期に行うべきリハビリの内容とは

臥床期のリハビリは、ベッドに横になり安静にしながら行えるものが中心で、姿勢を変えたり、手足の関節の曲げ伸ばしや回転させるなどの運動を、看護師などが患者の手足をゆっくりと動かしながら行います。

離床期になると、病状が悪化しないかどうか血圧や心拍数などをチェックしながら、徐々に頭を起こしていくリハビリを始めます。起き上がる角度は30度から始めて、90度まで起き上がれるようになったら、足を床に下ろす練習や、車いすに乗る練習などへ移行していきます。

車いすに問題なく乗れるようになったら、集中治療室から一般病室、リハビリテーション室へと移動しながらリハビリを行うことも可能になり、歩行訓練や作業訓練などへ進めていくことになります。

急性期のリハビリを行う際の注意点とは

急性期は、脳梗塞を発症したばかりの時期なので、まだ疾患そのものに対する治療や検査が継続されています。点滴などを行っていて、体を動かさずに安静にしなければならない期間もありますから、できる範囲で注意しながらリハビリを行います。

ただし、ベッドで寝たままにしていると、麻痺した手足の関節が固まって動かなくなってしまったり、動く方の手足の筋力が落ちてしまったり、という心配がありますから、早い時期にリハビリを開始した方が良いことに変わりはありません。

脳梗塞の予防に重要なポイント

脳梗塞を予防するためには、危険因子である高血圧・糖尿病・脂質異常症などの生活習慣病を防ぐことが、もっとも大事なポイントのひとつ。そのためには、栄養バランスのとれた食生活が必須です。

手軽に、バランスよく栄養を補給するには、健康食品やサプリメントを利用するのもおすすめ。このサイトでは、脳梗塞予防に役立つとされる健康食品・サプリメントの含有成分を紹介していますので、参考にしてください。