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脳梗塞の前兆と初期症状

脳梗塞が発症する前に見られる初期症状前兆、病院にかかるタイミングなどを解説しています。また、40代では3人に1人が発症している「かくれ脳梗塞」の特徴と危険性についても要チェックです。

脳梗塞の初期症状「一過性脳虚血発作(TIA)」とは

脳梗塞が発症する前には、以下のような初期症状が見られることがあります。

脳梗塞の治療は時間がすべて。こうした前触れにいち早く気づくことで、重症化を未然に防ぐことが可能です。

  • 口の動きの異変・ろれつが回らなくなる(構音障害)
  • 言葉が出なくなる(失語症)
  • 口をうまく閉められなくなる
  • 顔に歪みが出る(片側顔面麻痺)
  • 片方の手足に力が入らない・痺れが起こる(片麻痺)
  • 片方の目に膜がかかったように見えなくなる(一過性黒内障)
  • 視野が狭くなる
  • 目の焦点が合わなくなる
  • 物が二重・三重になって見える
  • 人の言うことがうまく理解できない
  • 思ったように文字が書けない

脳梗塞の前兆これらの症状は一過性脳虚血発作(TIA/Transient<一過性の>Ischemic<血流が乏しくなる>Attack<発作>)といい、脳の血液の流れが一時的に悪くなり、血栓が詰まってしまっている状態です。ただ、血栓はすぐに溶けて血流が正常に戻るため、通常は2~30分、遅くても24時間以内には症状が消えます。

一過性の症状のため、重要視しない人も多いですが、これらは脳梗塞の初期症状ともいえ、発症を未然に防ぐ最後のチャンス。

なぜなら、そのまま放置しておくと15~20%の人が、3ヵ月以内に脳梗塞を発症、そのうちの半数は数日以内(48時間以内)に脳梗塞が発症するといわれているからです。

とくに、身体の半分に起こる異常(麻痺・しびれ・歪みなど)は脳梗塞に発展する可能性が非常に高いと考えられています。本人・家族が知識をしっかりと持ち、一刻も早く医療機関を受診するようにしてください。

一過性脳虚血発作(TIA)のチェック方法「FAST」

この一過性脳虚血発作(TIA)のチェック方法として「FAST」と呼ばれる標語があります。「FAST」とはFace(顔)Arm(腕)Speech(言葉)Time(時間)の頭文字を取ったものです。

FASのチェックを行って、どれか1つでも当てはまるものがあれば、すぐにでも(Time)救急車を呼ぶことが推奨されています。

  • Face(顔)=顔の麻痺のチェック
    満面の笑みを作るように「いー!」と声に出しながら、口角をしっかり上げます。
    片方の口角が上がっていなければ、TIAの疑いがあります。
  • Arm(腕)=腕の麻痺やしびれのチェック
    腕をまっすぐ伸ばし、手のひらを上にして、両腕を肩の高さまで上げます。
    そのまま目をつぶり数十秒間、両腕を上げた体勢を保てるかを確認してください。
    もし片腕が下がりはじめたら、TIAの可能性があります。
  • Speech(言葉)=言葉の異常をチェックする
    短い文章を声に出して話すチェック方法です。
    「太郎が花子にりんごをあげた」という文章が例文として挙げられていますが、とくに内容は問いません。
    短い文章なのに言葉に詰まる、内容がおかしくなっている、ろれつが回っていないなどの状態は、要注意です。
  • Time(時間)=すぐに救急車を呼ぶ
    脳梗塞の治療は時間との勝負です。
    救急車を呼ぶというのは躊躇しがちですが、FASに当てはまったなら、迷わず即座に行動をしてください。

日常的に意識をしておきたい脳梗塞の前兆

一過性脳虚血発作(TIA)のように、明確な初期症状として表れていない場合でも、脳梗塞の前兆ともいえる症状が現れている場合もあります。

以下のような症状が日常的に出ている場合は、脳の血管に何かしらの前兆が出始めている可能性が高いため、一度医療機関で精密検査を受けることをおすすめします。

  • 原因不明の頭痛や肩こりが、突然発生する
  • めまいや耳鳴り、手足のしびれ、震えなどの症状が起こりやすい
  • 歩き方がフラフラしていて、障害物がないのに躓く
  • 階段や段差があるところで、片方の足がよく引っかかる
  • 指先が思うように動かなくなってきた
  • 字が汚くなったといわれる
  • 簡単な計算が咄嗟にできないことが増えた
  • 物忘れが多くなった
  • 顔や唇がしびれていると感じる時がある
  • ろれつが回りにくくなった
  • 飲み物や食べ物が飲み込みにくく感じる
  • 痰がからんだり、むせこむことが増えた
  • 声がうまく出ないと感じることがある

脳梗塞の症状

脳梗塞は、血流が止まって壊死した脳の部分によってその症状が異なります。

後遺症が残ることも多いため、日常的な予防対策が重要となります。主な症状は以下の通り。

■麻痺
もっとも頻度の多い症状が麻痺。片側の手足・顔面が脱力したり、筋力が低下して片麻痺・半身麻痺となるケースがとくに多く見られます。右脳がダメージを受けた場合は左半身が麻痺、左脳がダメージを受けると右半身に麻痺を負うことになります。

■感覚障害
感覚が鈍くなる、あるいは消失するといった障害のことで、感覚を司る神経がダメージを受けることで発生します。また、感覚を司る神経は、運動神経と経路が同じなため、麻痺に感覚障害が伴うこともあります。慢性期になると痛みを覚えることもあり、日常生活への影響が懸念されます。

■高次脳機能障害
脳がダメージを受けると、記憶・集中力・言語などに障害が起きることがあります。これを高次脳機能障害と呼びます。新しいことが覚えられない・過去を思い出せない・聞いても理解できない・直前の出来事を忘れるなどの症状が起き、日常生活にさまざまな支障をきたします。

■摂食・嚥下障害
食べ物をうまく飲み込むことができなくなる、摂食・嚥下障害。原因の4割が、脳出血や脳梗塞などによる脳血管障害と考えられています。摂食・嚥下に障害が出ると誤嚥(食べ物が気道に入ること)が多くなり、肺炎などの炎症を起こすこともあります。

かくれ脳梗塞に注意

「かくれ脳梗塞」とは、非常に小さな脳梗塞のこと。MRI検査などで発見されることが多く、40代では3人に1人50代では2人に1人の割合でこの症状が認められるとのことです。

かくれ脳梗塞は無症状であることが多く(無症候性脳梗塞)、たとえ症状が合っても短時間で回復してしまうのが特徴。そのため重大な事態だと認識されず、放置されることがほとんどです。

しかし、かくれ脳梗塞を持っている人は「5年以内に約3割の人に大きな発作が起こる」と警告されているため、軽視するのは厳禁です。かくれ脳梗塞は生活習慣病のひとつと心得、普段から脳梗塞の予防に努めることが大切です。

脳梗塞の予防に重要なポイント

脳梗塞を予防するためには、危険因子である高血圧・糖尿病・脂質異常症などの生活習慣病を防ぐことが、もっとも大事なポイントのひとつ。そのためには、栄養バランスのとれた食生活が必須です。

手軽に、バランスよく栄養を補給するには、健康食品やサプリメントを利用するのもおすすめ。このサイトでは、脳梗塞予防に役立つとされる健康食品・サプリメントの含有成分を紹介していますので、参考にしてください。

脳梗塞の予防に取り入れられる
健康食品・サプリメントの成分まとめ

 
このサイトは、管理人が独自に調べた情報をもとに制作しています(2017年7月時点)。
健康食品などの情報は、必ず公式ホームページなどで確認するようにしてください。
また、脳梗塞の予防や治療については、医師の指示に従ってください。

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