しびれ

しびれは麻痺と並んで脳梗塞の発症後に最も起こりやすい後遺症のひとつです。しびれが現れてしまう理由や症状の特徴、リハビリや回復のプロセスについてまとめて解説します。

脳梗塞の後遺症・しびれはなぜ起こるのか?

痛みやしびれというのは本来、体に何らかの刺激が加えられていることや、体のどこかに炎症などの異常な事態が起こっていることを知らせるためにある、警告信号のようなものです。

脳梗塞などで脳やその周辺の神経、間隔中枢などにダメージが加わると、痛みやしびれの信号が正常に働かなくなります。

体には特に異常がないのにも関わらず、常に手足などへしびれを感じるようになってしまい、これが長期間続いてしまうのです。

しびれの種類と症状の特徴について

脳梗塞の後遺症として現れるしびれや痛みには、大きく分けて2種類あります。 感覚の中枢にダメージを受けたことによる中枢性の疼痛やしびれ、もう1つは、麻痺に関連した末梢性の疼痛およびしびれです。

中枢性のしびれは、感覚を伝える感覚中枢や神経回路が、脳梗塞の病変によって直接ダメージを受けたことで現れる症状。手足にはしびれの原因がないのに、脳の痛みが手足に現れているとも言えます。

末梢性のしびれは、手足の運動麻痺に伴って表れる症状です。麻痺が起こった手足は、そのまま動かさないでいると関節の部分で拘縮してしまいます。

ガッチリと拘縮してしまった関節を動かそうとしたときなどに、痛みやしびれが起こる場合があるのです。

しびれが起こったら…リハビリと回復のプロセス

末梢性の痛みやしびれがあるケースでは、手足のリハビリと一緒に痛みのケアも行います。

中枢性のしびれの場合は、発症直後よりも数か月経ってから起こる場合が多く、天候や気温によってしびれや痛みがひどくなることもあります。

通常の痛み止めなどは効果がなく、抗うつ剤や抗けいれん薬などが効く場合があるので、いくつかの薬を試行錯誤しながら、しびれの様子を見ていきます。

完全にしびれを取ることは難しいと言われ、半分くらいまで減らすことを目標として治療を行います。